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Mohawk Industriesセラミックからカーペット、フローリングまで床材のほぼすべての分野を自社ブランドで揃え、180か国近くに輸出する規模は他社にない。米国外18か国に工場を置き、粘土や樹脂の段階から自社で作るため、輸送費と原価の両方を削れる。
原料の粘土や樹脂から製品まで垂直統合で作り、DaltileやKarastan、Quick-Stepなど多数のブランドを通じて住宅・商業向けに売る。セラミック部門が売上の4割を占め、北米フローリングと欧州を含む海外部門がそれに続く。
工場を止められない装置産業なので、需要が減っても作り続けるしかなく、値引き競争に巻き込まれる。ロシア事業は売上の5%にとどまるが、保有する現金の3割がロシア国内にあり、制裁下では本国への送金がままならない。
2023年にブラジルとメキシコのタイルメーカーを買収するなど、地域補完の買収で規模を積み増す一方、2022年以降は工場の統廃合を含む構造改革を続けている。2026年には$480Mの設備投資を計画し、効率化と拡張を並行して進める。
床を張り替える動機は、家を買うか建てるかリフォームするかしかない。だから住宅ローン金利が高いあいだは需要が戻らない。原料の粘土やポリエステル樹脂は海外調達も多く、為替と関税の動きも原価を揺らす。
この会社をどう読むか
Mohawk Industriesは、カーペットからタイル、フローリングまで床材のほとんどの分野を自社ブランドで揃える世界最大手だ。2025年の売上$10.8Bのうち、46%は米国外で稼いだ。
ただし保有する現金の3割はロシア国内にあり、制裁が続く限り本国への送金は難しい。ロシア事業自体は売上の5%にすぎないが、住宅市況で揺れる主力事業とは別に、地政学という読みにくい変数を抱える。
バランスシート (要約)
資産 $13.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8.4B(61%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$856M
- 他の流動資産$5.1B
- 固定資産$7.7B
- 流動負債$2.7B
- 長期借入金$1.7B
- 短期借入金$289M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $10.8B
- 売上成長率
- −0.5%
- 粗利率
- 23.9%
- 営業利益率
- 4.5%
- 純利益率
- 3.4%
- ROE
- 4.4%
- ROIC
- 3.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.1B
- フリーCF
- $616M
- 営業CFマージン
- 9.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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