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Momentus推進剤に毒性の強い薬品ではなく水を使う電熱推進機を積み、扱いと輸送の手間を下げている。ロケット本体は作らず、軌道に着いた後の届け分けだけに専念する分業の設計だ。
SpaceXなどのロケットに相乗りで衛星を運んでもらい、そこから先の最後の区間を自社開発の輸送機ヴィゴライドで担う。持ち主ごとに違う目的地へ届け分ける、宅配の集配所のような役回りで運賃を得る。
輸送機はいまのところすべて使い捨てで、任務を終えると自ら軌道を離れて燃え尽きる。繰り返し使えるようになるまで運賃を下げにくく、収入が乏しい間の開発費は増資でつなぐことになる。
使い捨ての輸送機を再利用型へ育てる技術開発と、政府機関や商業衛星事業者からの受注拡大に資源を振り向けている。再利用には他の衛星へ近づいて接続する技術が要るため、まずその航法の実証から積み上げている。
相乗りの機会を大手の打ち上げ事業者に頼っており、輸送機が軌道上で確実に動くと示し続けられるかが次の受注を左右する。2025年には米宇宙軍の研究部門から実証契約を得ており、政府機関の発注も収入の一部を占める。
この会社をどう読むか
Momentus を「衛星を運ぶ会社」とだけ説明すると、ロケットを作る会社と混同されやすい。実際にはロケットが届けた地点から先、衛星をそれぞれの目的軌道へ届け分ける最後の区間だけを担う、宇宙版の宅配便に近い役回りだ。
自社開発の輸送機ヴィゴライドは、これまで4回の打ち上げで17基の衛星を届けた実績を持つ。推進剤には業界で主流の毒性のある薬品ではなく水を使い、扱いやすさで差をつける。輸送機はまだ使い捨てで、繰り返し使える機体に育てられるかどうかが、この事業がどこまで伸びるかを決める。
バランスシート (要約)
資産 $40M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $17M(43%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$13M
- 他の流動資産$9M
- 固定資産$18M
- 流動負債$16M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1M
- 売上成長率
- −47.5%
- 粗利率
- 99.8%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −177.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$23M
- フリーCF
- −$23M
- 営業CFマージン
- −2096.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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