MOS
Mosaic Companyリン酸とカリウムという、農業に必須で代えのきかない肥料の世界大手として、自前の鉱山と生産設備を持つ点が強み。世界の食料需要の増加という長期の追い風があり、人口増で肥料の需要は底堅い。鉱山という参入障壁の高い資源を握り、相場の上昇局面では大きく稼げる。市況型ながら必須資源を持つ立ち位置にいる。
農作物の生育に欠かせないリン酸肥料とカリウム肥料(カリ)の生産・販売が収益の柱。鉱石を採掘・加工して肥料を作り、世界中の農業向けに供給する。これに、家畜の飼料添加物などが加わる。売値は国際的な肥料の相場で決まり、生産量と相場、採掘・生産のコストの差が利益になる。農業に必須の肥料を供給して稼ぐ、市況に左右される構造になっている。
肥料の相場が下落すると、収益が一気に悪化する。穀物価格の下落で農家が肥料を買い控えると、需要が冷える。肥料は世界の需給で価格が大きく振れ、供給過剰の局面では値崩れする。エネルギーや原料のコストの高騰、天候不順による農業の不振、地政学による供給網の混乱も、収益の重しになりうる。市況の波が荒い。
配当を出しつつ、鉱山と工場の効率的な運営と、コスト管理、株主への還元に力を入れる経営。相場に左右される肥料事業で、自前の鉱山を生かして効率よく生産し採算を保ち、世界の食料需要の増加を取り込みながら、市況の上昇局面で稼いだ資金を株主に還元する方針が特徴になっている。
肥料の相場と、穀物価格、生産量、農業の需要に依存する。穀物価格が高く農家の肥料を買う意欲が強いか、肥料の相場が高いか、鉱山と工場を効率よく回せるか、そして世界の農業の需要が底堅いかが、業績を左右する大きな前提になる。穀物相場と肥料市況が収益を大きく左右する。
バランスシート (要約)
資産 $24.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12.1B(49%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$277M
- 他の流動資産$5B
- 固定資産$19.2B
- 流動負債$4B
- 長期借入金$4.3B
- 短期借入金$760M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $12.1B
- 売上成長率
- 8.4%
- 粗利率
- 15.8%
- 営業利益率
- 6.8%
- 純利益率
- 4.5%
- ROE
- 4.5%
- ROIC
- 3.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $825M
- フリーCF
- −$535M
- 営業CFマージン
- 6.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $280M
- 配当性向
- 51.9%
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