まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
米国でレアアースを採掘から精製まで手がける数少ない会社という、戦略的に重要な立ち位置が最大の強み。中国に偏った供給網を米国で代替する役割を期待され、政府や大口需要家の支援を受けやすい。原料から磁石まで一貫して国産化を進め、防衛や電気自動車の国産供給網の核になりうる立ち位置にいる。
電気自動車のモーターや風力発電、防衛装備に欠かせない強力な磁石の原料となるレアアース(希土類)を、米国の鉱山で採掘し精製して売る収益が柱。鉱石を掘り出し、精製して原料に加工する。さらに、その原料から磁石そのものを作る事業も立ち上げている。中国に偏ってきたレアアースの供給を米国で担い、原料と磁石を売って稼ぐ構造になっている。
レアアースの相場は中国の動向に大きく左右され、価格が下落すると採算が一気に悪化する。中国が安く大量に供給する状況では、価格競争で苦しくなる。精製や磁石製造の立ち上げには多額の投資と時間がかかり、計画の遅れや、相場の急落、政策の変化も、収益の重しになりうる。市況と中国次第のもろさを持つ。
配当を出さず、資金を精製能力の拡大と、磁石製造事業の立ち上げに集中投資する成長志向の経営。米国唯一級のレアアース供給者という戦略的な立ち位置を生かし、政府や需要家の支援を取り込みながら、原料から磁石までの国産供給網を築いて稼ぐ力を高めようとする方針が特徴。
レアアースの相場と、生産量、磁石事業の立ち上げ、政策の支援に依存する。レアアースの価格が高いか、鉱山から計画どおり生産できるか、精製や磁石製造の能力を高められるか、そして供給網の国産化を後押しする政府の支援を得られるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $3.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(51%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約4年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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