Merck は、がんの免疫薬の大ヒットで稼ぐ製薬大手だが、その主力薬の特許切れという「崖」が数年内に迫っている会社だ。
効果の高いがん免疫薬は患者が限られても大きな利益を生み、今の好業績を支えている。だが収益がこの一本に偏っているため、特許切れの前に次の柱を育てられるかが最大の課題だ。Merck を読むときは、足元の主力薬の強さと同時に、買収や新薬で「崖」をどう乗り越えようとしているかを軸に見るとよい。

がん免疫の分野で世界をリードする主力薬と、長年の創薬で培った開発力が強み。ワクチンや動物薬という安定した事業も併せ持ち、買収で次の柱を補える資金力も大きい。
がんの治療に使う免疫薬が、売上の大きな柱になっている。これにワクチンや、動物向けの薬といった事業が加わる。患者が限られても効果と価格の高い薬で、まとまった利益を生む構造になっている。
主力薬の特許切れ(数年内に迫る)で、安価な後続薬が出れば収益の柱が大きく崩れる。新薬の開発が臨床試験でつまずいたり、薬価への規制が強まったりすると、成長期待が剥がれやすい。
安定した配当を続けつつ、潤沢な利益を新薬の研究開発と買収に集中投資する成長志向。迫る特許切れに備え、有望な新薬を取り込んで一本足の収益を多角化する動きを急いでいる。
自己資本・流動性ともに安定し、黒字を維持しながら財務の安全性も高い水準にあります。
前年比。3年の年平均は 3.1%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
株価に対して年間いくら配当が出るか
利益のうち配当に回す割合。高すぎると無理がある
Merck は、がんの免疫薬の大ヒットで稼ぐ製薬大手だが、その主力薬の特許切れという「崖」が数年内に迫っている会社だ。
効果の高いがん免疫薬は患者が限られても大きな利益を生み、今の好業績を支えている。だが収益がこの一本に偏っているため、特許切れの前に次の柱を育てられるかが最大の課題だ。Merck を読むときは、足元の主力薬の強さと同時に、買収や新薬で「崖」をどう乗り越えようとしているかを軸に見るとよい。
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