MRNA
Moderna遺伝情報を使うワクチンの仕組みを、いち早く実用化した技術と実績が最大の強み。新型コロナで巨額の収益と豊富な資金を得て、同じ仕組みを使えば、がんや希少疾患など幅広い病気に応用できる可能性を持つ。次々と薬を試せる開発の基盤を築いた立ち位置にいる。
体に遺伝情報を届けて免疫を作らせる、新しい仕組みのワクチンや薬の販売が収益の柱。新型コロナのワクチンで一気に巨額の収益を得た。いまはその需要が落ち着き、インフルエンザやがん、希少疾患など、同じ仕組みを使った次の薬を開発し、新たな収益の柱を育てようとする構造になっている。
新型コロナワクチンの需要が想定以上に細ると、収益が大きく落ち込む。開発中の薬が臨床試験で失敗すると、次の柱が育たない。巨額の研究開発費が続く中で収益が乏しいと、手元資金が目減りする。競合との開発競争も、リスクになりうる。
配当を出さず、新型コロナで得た豊富な資金を、次の柱となる薬の研究開発に集中投下する経営。一つの製品への依存から脱するため、同じ仕組みを幅広い病気へ応用する開発に賭け、新たな収益の柱を育てて立て直しを図る方針が特徴になっている。
開発中の新しいワクチンや薬の成否に大きく依存する。新型コロナワクチンの需要が落ち着く中で、次の柱となる薬を承認まで導けるか、同じ仕組みを幅広い病気に応用できるか、そして開発を支える資金を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $12.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8.7B(70%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$2.6B
- 他の流動資産$3.9B
- 固定資産$5.8B
- 流動負債$2B
- 長期借入金$590M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.9B
- 売上成長率
- −39.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −158.1%
- 純利益率
- −145.2%
- ROE
- −32.6%
- ROIC
- −26.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$1.9B
- フリーCF
- −$2.1B
- 営業CFマージン
- −96.3%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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