MSS
Maison Solutions総合スーパーの一角にアジア食材の棚を置く形ではなく、店ごと丸ごとアジア系の食卓に合わせている。注文はFreshdeals24という第三者のアプリとWeChatのミニプログラムから受け、京東(JD.com)と組んでその使い勝手を詰めている。経営陣は盒馬鮮生や永輝超市、H-Martの出身者で固めた。
ロサンゼルス3店、フェニックスとツーソンの都市圏に3店の計6店で、中華系を中心とした生鮮・鮮魚・冷凍食品や乾物を売る。青梗菜や苦瓜、生きたロブスターなど一般のスーパーに並ばない品揃えが客を引く軸で、2025年4月期は生鮮が売上の約半分を占めた。各店は倉庫を併設し、将来の小型店への配送拠点を兼ねる設計になっている。
食品小売は利幅が薄く、家賃と人件費の上昇が直に採算を削る。店舗がアジア系人口の密集地に固まっているため、地域経済の変調や天候の影響を分散できない。中心店と衛星店の網はまだ図面の段階で、衛星店は1店も開いていない。
衛星店の第1号に想定するアルハンブラ店の持分は、最高経営責任者の配偶者から買い取ったものだ。身内から資産を引き取って成長の起点にする距離の近さが、この規模の会社の意思決定の質をそのまま映している。
6店の客足と、次の1店を出す場所選びに懸かる。2021年12月に持分10%を取得したアルハンブラ店を90%まで買い増して初の衛星店にする計画を掲げており、この構想が動くかどうかが成長の有無を決める。
この会社をどう読むか
店は6つしかないが、Maison Solutionsが描くのは、倉庫を兼ねた大型の「中心店」を核に周辺の住宅地へ小型の「衛星店」を散らしていく網の図だ。
ただし衛星店はまだ1店も開いていない。その第1号に想定されているアルハンブラ店の持分は、最高経営責任者の配偶者から買い取ったものだ。構想の大きさと、身内で資産をやり取りする会社の小ささが、同じページに並んでいる。
バランスシート (要約)
資産 $77M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12M(15%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$775K
- 他の流動資産$12M
- 固定資産$64M
- 流動負債$23M
- 長期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $124M
- 売上成長率
- 114.0%
- 粗利率
- 21.2%
- 営業利益率
- −1.0%
- 純利益率
- 0.9%
- ROE
- 10.0%
- ROIC
- −7.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 3.8%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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