MTB
M&T Bank銀行免許は1892年、事業の連続性は1856年のManufacturers & Traders Bankまで遡る。営業地盤は12州とワシントンD.C.に収まり、そこにウィルミントン・トラストの資産管理という貸出以外の収入が乗る。
地元で集めた預金を中小企業と商業用不動産へ貸し、受け取る金利と払う金利の差で稼ぐ。傘下の信託会社ウィルミントン・トラストが、富裕層や機関投資家向けの資産管理報酬を上乗せする。
商業用不動産、とりわけオフィスや店舗の空室が長引くと、担保価値の下落と焦げ付きが同時に来る。金利が急に動けば預金と貸出の利ざやが縮み、地域経済の後退はそのまま融資の劣化に直結する。
既存の営業地域か、それを補う場所の銀行や貯蓄機関を買い足す形で規模を広げてきており、いまも同じ姿勢を続けると明言している。総資産$213.5B、預金$166.9Bはその積み上げの結果だ。
融資先の中小企業の経営が保てるか、商業用不動産の稼働と評価額が崩れないかに左右される。総資産$213.5Bの99%超をM&Tバンク本体が占め、地域経済の体温がそのまま業績に伝わる。
この会社をどう読むか
地方銀行と一括りにされがちだが、規制の上では総資産が$100Bを超えた時点で大手と同じ枠に入る。ただし$250Bには届かないため四つある区分のいちばん軽い側に置かれ、当局のストレステストは毎年ではなく隔年で足りる。
貸出のほかに、集合住宅向けの融資を組成して投資家へ売り、その後の回収事務だけを請け負う子会社を抱える。海外の業務は資産も収益も全体の1%に満たず、稼ぎはほぼ国内で完結している。
バランスシート (要約)
資産 $213.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $29.2B(14%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$18.8B
- 長期借入金$10.9B
- 短期借入金$2.1B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.7B
- 売上成長率
- 7.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 172.1%
- ROE
- 9.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 181.2%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $899M
- 配当性向
- 31.5%
MTB の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
