NBR
Nabors Industries世界で最大級の規模の陸上の掘削機を保有し、米国のみならず中東や中南米にも展開する地理の広がりが最大の強み。掘削を効率化する装置や作業の自動化の技術も自前で持つ。単に掘削機を貸すだけでなく、技術で生産性を高める提案も加える、掘削機の貸し出しを軸にした油田サービスの立ち位置にいる。
石油や天然ガスを掘る会社に対し、地面を掘り進む大型の掘削の設備を、作業の人員とともに日ごとの料金で貸し出すのが事業の柱。陸上の掘削機を世界で多数保有し、米国のほか中東や中南米でも展開する。これに加え、掘削を効率化する装置や、作業を自動化する技術も手がける。貸し出した掘削機の稼働の日数と料金で稼ぐ構造になっている。
原油や天然ガスの価格の下落は、石油会社の掘削を絞らせ、掘削機の稼働と料金を一気に押し下げる最大の弱点になる。掘削の事業は景気と価格に振られ、業績の波が極めて大きい。長年抱える重い借金は、金利の負担と返済の重圧として経営を縛る。掘削機は維持の費用が重く、同業との料金の競争も激しい。
配当を出さず、生む現金を重い借金の返済に優先して充てる経営。原油価格の波に備えて掘削機の稼働を高く保ち、費用を抑える。掘削の効率化や自動化の技術で同業との違いを出しつつ、長年の課題である借金の圧縮を進めて財務の健全さを取り戻すことを重んじる方針が特徴になっている。
原油価格と、掘削活動、借金の負担に依存する。原油や天然ガスの価格が高く石油会社が掘削を活発に行うか、保有する掘削機の稼働と日ごとの料金を高く保てるか、世界の各地で発注を確保できるか、そして長年抱える重い借金の負担に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $591M(12%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$941M
- 他の流動資産$611M
- 固定資産$3.2B
- 流動負債$993M
- 長期借入金$2.1B
- 短期借入金$377M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.2B
- 売上成長率
- 8.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 14.8%
- 純利益率
- 9.0%
- ROE
- 48.5%
- ROIC
- 12.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $693M
- フリーCF
- −$23M
- 営業CFマージン
- 21.8%
- 現金ランウェイ
- 約41年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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