安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社

ハイテク株の上場で知られる取引所のブランドと、金融機関向けのソフト・データという安定事業を併せ持つ二刀流が強み。取引という変動収入に契約ベースの安定収入を組み合わせ、市場の波に左右されにくい体質を築いている。
株式や上場の手数料を得る取引所の事業が収益の柱の一つ。もう一つは、金融機関の取引監視や不正検知のソフト、相場データの提供といった、契約ベースで安定して稼ぐ事業だ。取引という変動収入と、ソフト・データという安定収入を組み合わせて稼ぐ構造になっている。
相場が低調になって取引や新規上場が減ると、取引所の収入が鈍る。一方でソフト・データ事業は安定しているため取引の波を和らげるが、競合や規制の変化、買収で広げた事業の統合の難しさが、リスクになる。
安定した増配と自社株買いで株主に還元しつつ、買収でソフト・データ事業を厚くする成長志向。取引所の事業を土台に、契約ベースの安定収入の比率を高めて、収益の質を改善する方針が一貫している。
株式市場の取引量や上場の活発さと、金融機関のソフト・データへの需要に依存する。相場が動いて取引や上場が増えるか、そして契約ベースのソフト・データ事業をどれだけ伸ばせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $31.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12.2B(39%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
読み込み中…