まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
がんに的を絞った専門の検査という、高度な知見と精度が求められる領域に特化する点が最大の強み。がんの種類や効く薬を見極める検査の幅広い品揃えを持ち、個別化の医療の広がりを取り込む。総合の検査会社とは異なり、がんの検査に特化した専門性で勝負する、検査会社の立ち位置にいる。
病院や医師、製薬会社から検体を預かり、がんに関わる遺伝子や細胞を調べる専門の検査を請け負うのが事業の柱。がんの種類や、どの薬が効くかを見極めるための高度な検査を提供する。これに加え、製薬会社が新薬を開発する際の臨床試験で使う検査も手がける。患者ごとに最適な治療を選ぶ個別化の医療の広がりが追い風になる。請け負った検査の件数に応じた収入で稼ぐ構造になっている。
検査への保険の支払いは引き下げの圧力にさらされやすく、料率の低下は採算を圧迫する弱点になる。検査の会社は装置や人手の費用が重く、件数が伸びても利益が出にくい局面がある。大手の検査会社や、同業との価格と精度の競争も激しい。製薬会社の開発費の縮小は、試験向けの検査の受注を細らせる。
配当を出さず、現金を検査の体制の拡張と、新しい検査の開発に充てる経営。がんの個別化の医療の広がりという追い風を生かし、検査の件数の積み上げを重んじる。保険の支払いの圧力に備えて採算の改善を進めつつ、専門性と精度で信頼を保つことに資源を割く方針が特徴になっている。
検査の需要と、保険の支払い、製薬の開発に依存する。がんの個別化の医療が広がって高度な検査の件数が伸びるか、検査に十分な保険の支払いが付くか、製薬会社の新薬の開発に伴う検査の受注が続くか、そして検査の精度と信頼を保ちつつ採算を改善できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $837M(62%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約7年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…