
景気敏感な事業で、配当も出す会社
燃料・潤滑油の添加剤という専門分野で、世界の少数の有力企業の一角を占め、配合技術と顧客との長期の関係を築いた点が強み。製品に欠かせず、いったん採用されると切り替えにくいため、安定した需要と高い利益率を保ちやすい。少数で市場を分け合う秩序の中で、堅実に稼げる立ち位置にいる。
ガソリンや軽油、エンジンオイルなどに少量混ぜて、燃焼を改善したり摩耗を防いだりする添加剤の販売が収益の柱。石油会社や潤滑油メーカーに供給する。添加剤は製品に欠かせないが全体に占める割合は小さく、性能を左右する重要な素材として安定して使われる。専門性の高い添加剤を、世界の少数の有力企業の一角として供給して稼ぐ構造になっている。
電気自動車の普及が進むと、エンジン用の潤滑油・燃料添加剤の需要が長期で細る懸念がある。景気後退で車や機械の稼働が落ちると、需要が鈍る。原材料費の上昇を価格に転嫁しきれない局面や、競合との競争も、収益の重しになりうる。電動化という長期の構造変化が、最大のリスクになる。
配当を出しつつ、配合技術の開発と、効率的な生産、株主への還元に力を入れる堅実な経営。添加剤という安定した専門分野で、少数の有力企業の一角としての地位と高い利益率を生かし、原材料費を管理しながら、電動化という長期の変化に備えつつ着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
自動車や産業機械の稼働と、燃料・潤滑油の需要、原材料費に依存する。世界で車や機械が使われ燃料・潤滑油が消費されるか、技術で配合の優位を保てるか、原材料費を価格に転嫁できるか、そして少数で分け合う市場の秩序が保たれるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $3.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.8B(51%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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