まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
米国の安価な天然ガスを輸出向けに液化する数少ない大型基地を、長期契約を土台に建設する点が最大の強み。海外の買い手と結ぶ複数年の契約が、稼働後の安定した収入を約束する。エネルギーの安全保障で米国産ガスの輸出が重視される追い風に乗る、液化輸出の開発の立ち位置にいる。
米国で安く採れる天然ガスを、超低温で液体にして船で海外へ輸出する巨大な基地を、テキサス州の沿岸で建設・運営するのが事業の柱。海外の電力会社や商社と、長年にわたり一定量を買い取る長期契約を結び、その液化の手数料で稼ぐ。まだ建設と立ち上げの段階にあり、稼働した設備の手数料と、増設の積み上げで稼ぐ構造を描く。
液化基地の建設には巨額の資金と長い年数がかかり、工期の遅れや費用の超過が重くのしかかる。増設の判断には長期契約と資金調達が前提で、これが揃わなければ成長が止まる。脱炭素の流れが化石燃料の長期需要に逆風となる懸念もある。建設段階ゆえ赤字が続き、資金調達の度に持ち分が薄まる。
配当を出さず、調達した資金を液化基地の建設と増設に集中投下する経営。増設の判断に欠かせない長期の買い取り契約の獲得を最優先に置く。建設の費用と工期を管理しつつ、二酸化炭素を抑える取り組みも掲げて買い手の支持を得る方針が特徴になっている。
液化ガスの需要と、長期契約、建設の進捗に依存する。アジアや欧州の液化ガスの需要が伸びるか、増設の判断に必要な長期の買い取り契約を取り付けられるか、巨額の建設を計画どおりの費用と工期で進められるか、そして建設資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $12.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $95M(1%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…