NGG
National Grid
発電所を一つも持たず、電気とガスを運ぶ網だけで成り立つ電力会社は珍しい。今後5年で£70Bを投じる計画を掲げており、網そのものが成長の源になっている。
発電はせず、イングランドとウェールズを結ぶ高圧送電網と、2000万人が暮らす地域の配電網を運営して、当局が認めた料金を受け取る。米国のニューイングランドとニューヨークでも同じように電気とガスの網を持っている。
当局が認めた料金が投資の重さに届かなければ、投じた分を回収しきれない。網の更新には絶えず巨額の資金を要するため、金利が上がると利払いが利益を削る。
規制当局との料金交渉と、老朽網の更新投資が経営の二つの仕事になっている。利益の多くは配当として株主に返してきた。
収入の上限を決めるのは料金を認可する規制当局で、次に効くのが借入金利の水準だ。老朽化した網をどれだけ速く更新できるかが、投じた資金の回収の速さを決める。
この会社をどう読むか
ナショナル・グリッドという名前からは発電会社を思い浮かべやすいが、この会社は電気を作らない。イングランドとウェールズを結ぶ高圧送電網を握り、東ミッドランズや西ミッドランズ、南西イングランド、南ウェールズで2000万人分の配電網も運んでいる。
運び賃は当局が認めた枠の中で決まるため、景気の波は届きにくく、代わりに規制の判断がそのまま収入になる。今後5年で£70Bという投資計画を掲げているのも、網を更新し続けなければ当局の求める水準を保てないという、運び手ならではの事情による。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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