National HealthCare は、南部で介護施設と在宅ケアを半世紀営む家族色の濃い運営者だ。
最大の強みは、半世紀の運営の歴史と、業界では珍しい無借金級の財務にある。借金漬けの同業が多い中、危機のたびに体力の差が表れ、南部の地域に根ざした評判と続く配当が信頼の証になる。一方で介護報酬の抑制は利幅の薄い運営を直撃する。人材不足と賃金高騰は費用を押し上げ続け、介護施設は訴訟と規制の標的になりやすい。感染症の再来も入居と評判を傷つける前歴がある。NHC を読むときは、公的報酬の改定と入居率、人件費の動きを軸に見るとよい。
