
NIC
Nicolet Bankshares大手が手薄な中西部の湖畔の地域に深く根を張り、地元で揺るぎない信頼と低コストの預金を築いた地盤が最大の強み。買収を重ねて中西部の数州へ規模を広げてきた実績を持つ。地元の企業から農家まで幅広く支え、地域決定の速さを保つ独立した地方銀行の立ち位置にいる。
ウィスコンシンを中心に、ミシガンやミネソタで集めた預金を、地元の企業や個人に貸し出す利ざやが収益の柱。商業向けの融資と商業用不動産、住宅ローン、農業への融資が中心になる。資産運用や信託の手数料も加わる。人口が密でない地域で、地縁の深い低コストの預金を押さえてきた。堅実な融資と買収による拡大で稼ぐ構造になっている。
景気後退で地元企業の貸し倒れが増えると、利益が直接傷む。商業用不動産への融資は空室率の上昇局面で重荷になる。金利の急変は利ざやと保有する債券の評価を揺らす。地域の人口の伸びが緩やかなため買収に頼って成長してきたが、買収の高値づかみや統合の失敗は高くつく。
配当を続けながら、近隣の銀行の買収で営業地盤を広げる経営。融資の審査の規律と経費の管理を保ち、統合を丁寧に進める。資産運用や信託の手数料事業を育てつつ、中西部での地縁を深めて堅実に拡大する方針が特徴になっている。
中西部の経済と、買収の統合、金利水準に依存する。地元の企業と農家が借入を続けるか、近隣の銀行の買収で得た顧客と人材を逃さず統合できるか、金利の変動を利ざやの管理でこなせるか、そして商業用不動産向け融資の質を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $9.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(14%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$660M
- 長期借入金$135M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 12.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $154M
- フリーCF
- $149M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $19M
- 配当性向
- 12.4%
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