NIQ
NielsenIQ世界の九十を超える国で、巨大な購買データを長年積み上げてきた網の広さが最大の強み。販売動向の物差しとして企業の判断に深く組み込まれ、いったん使われると外されにくい。後発が容易には築けないデータの蓄積と、人工知能を使った分析で、消費データを測る世界的な基盤の立ち位置にいる。
世界中の小売店やネット通販で消費者が何をいくら買ったかを集めて測り、メーカーや小売に売る消費データの定期契約が収益の柱。売れ筋やシェア、価格の動きを示し、企業は商品の開発や販促の判断に使う。九十を超える国で巨大な購買データを押さえる。データの基盤と分析を月額で使ってもらい、契約を積み上げて稼ぐ構造になっている。
景気後退で企業がデータの予算を絞ると、契約の伸びが鈍る。小売やネット通販の会社が自前のデータを抱え込み、外部に頼らなくなれば需要が細る。上場で抱えた多額の借入は、収益が伸び悩む局面で重荷になる。データの収集は各国の個人情報の規制にも縛られ、制度の変更が前提を揺らす。
配当を出さず、現金をデータ網の強化と人工知能を使った分析への投資、借入の返済に充てる経営。積み上がる月額の契約を増やし、解約を抑えることを重んじる。ネット通販まで含めた測定の網を広げ、データの価値を高める方針が特徴になっている。
企業のデータ需要と、契約の継続、データ網の広さに依存する。メーカーや小売が販売の判断のためにデータにお金を使い続けるか、いったん使い始めた顧客をつなぎ留められるか、ネット通販まで含めて測る網の広さを保てるか、そして人工知能を使った新しい分析で価値を高められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $988M(15%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$519M
- 他の流動資産$931M
- 固定資産$5.4B
- 流動負債$1.4B
- 長期借入金$3.5B
- 短期借入金$108M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.2B
- 売上成長率
- 5.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 2.0%
- 純利益率
- −8.4%
- ROE
- −35.7%
- ROIC
- 1.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $299M
- フリーCF
- $264M
- 営業CFマージン
- 7.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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