人口の密集したニュージャージーという地盤で、都市ガスの規制事業という読みやすい収益を持つ点が強み。州の太陽光優遇を生かした発電事業と、ガスの貯蔵・卸という補完事業を組み合わせ、規制事業だけより一段高い成長を狙う。長年にわたり配当を増やしてきた、堅実な地域公益の立ち位置にいる。
ニュージャージー州の家庭や企業に都市ガス(天然ガス)を配給する規制事業が収益の柱。認可された料金で地域の供給をほぼ独占的に担い、ガス管への投資に応じた収益を認められる。これに、商業用の太陽光発電と、天然ガスの貯蔵・卸取引、ガスの輸送インフラへの出資が加わる。規制事業の安定を軸に稼ぐ構造になっている。
規制当局が料金の引き上げを認めないと、収益が伸び悩む。暖冬は暖房用のガス需要を直撃する。長期では、脱炭素による電化への切り替えがガス需要を細らせる懸念がある。太陽光の優遇策の縮小や、金利の上昇による借入負担、卸取引の損失も重しになりうる。
配当を長年増やしつつ、ガス管の更新投資と、太陽光発電の拡大、規制当局との料金交渉に力を入れる経営。規制事業の安定した収益を土台に、太陽光と卸取引で上乗せを狙い、電化の長期リスクに備えながら、着実に稼いで株主に還元する方針が特徴になっている。
規制当局が認める料金と、ガスの需要、太陽光の政策、設備投資に依存する。料金改定で投資の回収が認められるか、寒さに応じた暖房需要が出るか、州の太陽光優遇策が続くか、そしてガス管の更新投資を着実に進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。規制と政策が収益を左右する。
バランスシート (要約)
資産 $7.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.4B(32%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$591K
- 他の流動資産$569M
- 固定資産$7B
- 流動負債$781M
- 長期借入金$3.3B
- 短期借入金$196M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.4B
- 売上成長率
- 9.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 37.7%
- 純利益率
- 24.8%
- ROE
- 14.0%
- ROIC
- 6.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $466M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 34.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $180M
- 配当性向
- 53.7%
NJR の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…