NNE
Nano Nuclear Energy看板のKRONOSとLOKIの設計は、自社で一から起こしたものではない。2025年1月にウルトラセーフ・ニュークリアから資産ごと買い取った。ゼロから設計する同業と比べると、この会社の勝負どころは獲得した設計を認可まで運べるかに移っている。
売上はまだない。増資で集めた資金を、高温ガス炉のKRONOS、可搬型のLOKI、電池型のZEUSという三つの炉の開発に投じている。並行して核燃料の輸送、燃料の供給網、原子力の助言という周辺の事業も育て、炉より先に収入が立つ道を探っている。
原子炉の認可は年単位で遅れるのが常で、2030年代という目標も動きうる。その間ずっと増資で資金をつなぐため、既存株主の持ち分は薄まり続ける。
一つの炉型に賭けず、三つの設計と周辺事業を同時に走らせる。技術の当たり外れを分散させる代わりに、限られた資金が薄く広がるという副作用も抱え込んでいる。
開発そのものの進み具合より、規制当局の審査がどこまで進むかが日程を決める。売上がない以上、そこに届くまでの資金を株式市場から取り続けられるかが前提になる。
この会社をどう読むか
Nano Nuclear Energyは、まだ一切の売上がない開発段階の会社だ。看板のKRONOSと呼ぶ小型原子炉の設計も、自社発ではなく、2025年1月にウルトラセーフ・ニュークリアから買い取ったものだ。
可搬型のLOKI、電池型のZEUSと複数の炉型を並行して抱え、商用化の目標を2030年代に置く。核燃料の輸送や供給網の事業も同時に育てており、炉が認可を取るより先に収入が立つ道を用意している。技術の目利きというより、買った設計を規制の関門まで運びきる体力の話として見るのが実態に近い。
バランスシート (要約)
資産 $229M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $223M(97%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$203M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$24M
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −18.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$20M
- フリーCF
- −$28M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約7年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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