NOVT
Novanta機器の設計段階から入り込み、いったん採用されると製品が売れ続ける限り部品も売れ続ける「設計への組み込み」が最大の強み。レーザーと精密制御という代えのきかない技術で、手術ロボットなど成長市場の中核を押さえる。買収で技術を足し続け、精密機器の供給事業者として複利的に積み上がる立ち位置にいる。
医療機器や産業機器のメーカーに、レーザーの発振・走査装置や、精密なモーター制御、検知の部品を供給する販売が収益の柱。手術ロボットやDNA解析装置、レーザー加工機などの中核に組み込まれる。完成品は作らず、機器メーカー(OEM)の設計に深く入り込んで部品を収める。精密機器の中核部品で稼ぐ構造になっている。
景気後退で産業機器の生産や設備投資が落ちると、部品の需要が連動して鈍る。医療機器側も病院の投資が絞られると影響を受ける。特定の機器メーカーや製品への依存が高まると、その不振が直撃する。買収に頼る成長ゆえ、価格の高い買収や統合の失敗も重しになりうる。
配当を出さず、利益を技術系企業の買収と、研究開発、成長市場への集中に振り向ける経営。設計に組み込まれる部品の粘着性を土台に、手術ロボットや自動化といった伸びる用途へ買収で技術を足し、機器メーカーとの長期の関係を深めて稼ぐ方針が特徴になっている。
医療・産業機器メーカーの生産と、設計への採用、買収の成否に依存する。手術ロボットや検査装置、レーザー加工の市場が伸びるか、新しい機器の設計に部品が採用されるか、機器メーカーの生産が活発か、そして買収で技術と分野を広げられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(73%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$381M
- 他の流動資産$402M
- 固定資産$1B
- 流動負債$212M
- 長期借入金$213M
- 短期借入金$38M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $981M
- 売上成長率
- 3.3%
- 粗利率
- 44.4%
- 営業利益率
- 9.6%
- 純利益率
- 5.5%
- ROE
- 4.1%
- ROIC
- 4.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $64M
- フリーCF
- $48M
- 営業CFマージン
- 6.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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