まだ赤字先行で、将来に賭ける会社

電気炉でスクラップから鉄を作る方式により、生産を柔軟に調整でき、低コストで操業できる効率の高さが最大の強み。市況が悪い局面でも利益を出しやすく、製品の幅も広い、鉄鋼業の中でも収益が安定した会社として知られる。
建設や自動車、機械に使う鉄鋼製品の製造・販売が収益の柱。鉄鉱石からではなく、鉄スクラップを電気炉で溶かして作る方式で、需要に合わせて生産を柔軟に調整できる。鋼材の価格と、原料のスクラップ価格の差が利益を左右する構造になっている。
景気後退で建設や製造が冷えると、鋼材の需要と価格が下がり利益が振れる。安価な輸入鋼材が大量に流入したり、原料のスクラップ価格が上昇したりすると、市況産業ゆえに利益が圧迫されやすい。
市況で利益が振れる中、安定した連続増配と自社株買いで株主に報いる経営。低コストの効率を磨きつつ、買収や新工場で製品の幅を広げ、市況の谷でも稼げる体質を保つ規律ある姿勢が特徴。
米国の建設・製造業の景気と、鉄鋼の需要に依存する。インフラ投資や建設の活発さ、そして安価な輸入鋼材との競争、原料スクラップの価格が、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $35.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $20.9B(60%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
読み込み中…