
NVCR
NovoCure体の外から電場をあててがんを抑えるという、薬でも放射線でも手術でもない第四の治療を確立した独自性が最大の強み。すでに脳腫瘍で承認を得て、肺がんなど対象を広げる臨床を進める。模倣の難しい独自の仕組みと蓄積した臨床のデータを持ち、新しいがん治療の分野を切り開く立ち位置にいる。
患者が頭や体に貼り付けた装置から弱い電場を流し、がん細胞が分裂するのを妨げる独自の治療を提供するのが収益の柱。薬でも放射線でも手術でもない、新しい仕組みの治療になる。すでに脳腫瘍などで承認を得て、装置の利用料を継続的に得る。専門の医師を通じて使われる。承認された対象を広げ、利用する患者を増やすことで稼ぐ構造になっている。
薬でも手術でもない新しい治療ゆえ、医師と患者に定着させるのに時間がかかる。承認の対象が限られれば、市場の広がりに上限がある。追加の臨床試験で効果を示せなければ、適応の拡大が止まる。装置の継続利用に頼るため、保険の適用条件の変化が収益を揺らす。普及までの赤字も重荷になりうる。
配当を出さず、現金を承認の対象を広げる臨床試験と、医師への普及に充てる経営。脳腫瘍で得た足場を土台に、肺がんなど大きな市場への適応の拡大を最優先に置く。保険の適用の獲得と、新しい治療の認知を広げる活動に資源を集める方針が特徴になっている。
承認の拡大と、保険の適用、試験の結果に依存する。脳腫瘍に加え肺がんなど新しい対象で承認を得られるか、公的と民間の保険でカバーされて使いやすいか、追加の臨床試験が効果を裏づけるか、そして医師と患者にこの新しい治療が定着するかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $804M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $340M(42%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$94M
- 他の流動資産$553M
- 固定資産$158M
- 流動負債$223M
- 長期借入金$195M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $655M
- 売上成長率
- 8.3%
- 粗利率
- 74.5%
- 営業利益率
- −23.5%
- 純利益率
- −20.8%
- ROE
- −40.0%
- ROIC
- −22.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$49M
- フリーCF
- −$76M
- 営業CFマージン
- −7.5%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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