競争のない広域で電気とガスを一体供給する、地域独占の純度が最大の強み。水力を含む自前の電源は脱炭素の要請と相性が良い。電力が安く土地が広い山岳州はデータセンターの立地候補で、小さな会社ほど一件の大口契約が業績を動かす、てこの効いた立ち位置にいる。
モンタナ州を中心に、サウスダコタ州などで営む電力と都市ガスの規制料金収入が収益の柱。水力や風力を含む自前の発電と送配電網を持ち、設備投資に州が認める利回りを上乗せして回収する。広大で人口の薄い地域に密着した独占的な供給者として、料金改定と投資の積み上げで稼ぐ構造になっている。
山火事の賠償責任は西部の公益会社の最大の急所で、一件の大火が財務を揺るがしうる。規制当局との関係が悪化すると、値上げの却下や利回りの引き下げが続く。人口の少ない営業地域は自然増が乏しく、大口誘致が外れると成長の柱を欠く。金利上昇も借入頼みの投資と配当の評価を削る。
長年の配当を守りながら、送電網と山火事対策への投資を積む堅実な経営。規制当局との関係修復を優先し、無理のない値上げを重ねる。データセンターとの大口契約を慎重に交渉し、小さな会社の身の丈に合った成長を狙う方針が特徴になっている。
州の料金認可と、山火事リスクの管理、大口需要の出現に依存する。規制当局が投資への利回りと値上げを認め続けるか、乾燥地帯の山火事への備えと賠償リスクを抑えられるか、データセンター誘致による電力の大口契約が実るか、そして金利が配当株の評価を圧迫しすぎないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $8.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.9B(34%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$495M
- 固定資産$8B
- 流動負債$697M
- 長期借入金$3.2B
- 短期借入金$105M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- 6.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 20.2%
- 純利益率
- 11.2%
- ROE
- 6.3%
- ROIC
- 4.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $394M
- フリーCF
- −$130M
- 営業CFマージン
- 24.5%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $161M
- 配当性向
- 89.1%
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