オレゴンの都市ガスという、競争のない地域独占で生活の必需を供給する安定が最大の強み。半世紀を超える連続増配という米国でも最長級の記録を持ち、配当の安定で個人投資家に長く愛される。ガスに加えて水道という、もう一つの規制された必需の事業へ広げ、収益の幅を作る公益の立ち位置にいる。
オレゴン州とワシントン州南西部で、家庭や企業に都市ガスを配給する規制下の料金が収益の柱。州の委員会が認める料金で、ガス管への投資を回収する。地域独占に近い安定した事業になる。近年は水道や下水の事業にも手を広げ、収益の幅を作る。ガスと水道という生活に欠かせない必需を、規制された料金で着実に供給して稼ぐ構造になっている。
脱炭素の流れで建物の電化が進めば、都市ガスの長期需要に構造的な逆風になる。金利の上昇は、安定配当株の評価を削り、借入の費用も押し上げる。料金改定が住民の反発で削られれば、投資の回収が遅れる。寒暖の差で需要が振れ、水道事業の買収の統合に費用がかさむこともある。
連続増配の記録を守ることを軸に、ガス管の更新投資を着実に積む経営。規制当局との関係を丁寧に保ち、無理のない料金改定を重ねる。脱炭素の逆風に備え、水道事業の買収で収益の幅を広げる方針が特徴になっている。
料金の認可と、ガス管投資、脱炭素の流れに依存する。州の委員会が投資への利回りと料金改定を認め続けるか、老朽化したガス管の更新を着実に進められるか、水道事業の買収を統合できるか、そして脱炭素の政策が都市ガスの長期需要にどう作用するかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.5B(24%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$37M
- 他の流動資産$566M
- 固定資産$5.6B
- 流動負債$836M
- 長期借入金$2.3B
- 短期借入金$161M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.3B
- 売上成長率
- 11.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 21.8%
- 純利益率
- 8.8%
- ROE
- 7.7%
- ROIC
- 5.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $269M
- フリーCF
- −$198M
- 営業CFマージン
- 20.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $77M
- 配当性向
- 68.2%
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