地方テレビ局の保有数で全米最大という規模が最大の強み。規模はネットワークやケーブル事業者との交渉力に直結し、再送信料の値上げを支える。地元ニュースは配信では代替されにくく、選挙のたびに政治広告が集中する。テレビ離れの中でも、規模と地域密着で現金を生み続ける立ち位置にいる。
全米各地の地方テレビ局の運営が収益の柱。ケーブルや衛星の事業者から受け取る再送信料(地元局の番組を流す対価)と、地元企業や選挙の広告収入が二つの事業になる。とくに選挙の年は政治広告が大きく膨らむ。全国ネットワークの番組と地元ニュースを流し、地域の電波という資産から稼ぐ構造になっている。
ケーブルテレビの契約者減が続くと、再送信料の母数が細り、値上げで補う構図がいずれ限界を迎える。これが最大の構造リスクだ。景気後退で地元企業の広告が絞られ、選挙のない年は政治広告の谷が来る。動画配信への視聴の移行も、テレビ広告の価値を長期で削る。
配当と自社株買いで株主に積極的に還元しつつ、再送信料の交渉と、コスト管理、借入の返済に力を入れる経営。テレビという成熟産業で、規模の交渉力と政治広告の周期を生かして現金を絞り出し、その多くを株主に返す方針が特徴になっている。
再送信料の交渉と、政治広告の周期、ケーブル契約者数に依存する。ケーブル事業者との再送信料の交渉で値上げを通せるか、選挙の年に政治広告を最大限取り込めるか、ケーブル離れによる契約者減を値上げで補えるか、そして地元ニュースの視聴を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $10.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.1B(19%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$280M
- 他の流動資産$1.2B
- 固定資産$9.4B
- 流動負債$711M
- 長期借入金$6.2B
- 短期借入金$111M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.9B
- 売上成長率
- −8.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 17.2%
- 純利益率
- 2.2%
- ROE
- 5.3%
- ROIC
- 8.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $891M
- フリーCF
- $743M
- 営業CFマージン
- 18.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $226M
- 配当性向
- 207.3%
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