断熱材と屋根材という建材の主要分野で高いシェアと知られたブランドを持つ点が強み。新築だけでなく、屋根の葺き替えや断熱改修という景気に左右されにくい更新需要を取り込める。省エネ基準の強化が断熱材の追い風になり、建物の省エネと保護に欠かせない建材で安定した地位を築いた立ち位置にいる。
住宅やビルの断熱材と、屋根に葺くシングル材(屋根材)の販売が収益の柱。これに、複合材料に使うガラス繊維が加わる。新築の建設に加え、屋根の葺き替えや断熱の改修といった更新の需要も大きい。建物の省エネと保護に欠かせない建材を、新築と改修の両方に供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退や金利上昇で住宅の建設・改修が冷えると、建材の需要が落ち込む。原材料やエネルギーの価格上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。住宅市況の波をまともに受ける事業で、需要が急に冷えると工場の稼働率が下がる。屋根材は天候による需要の変動もあり、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、断熱材・屋根材への投資と、省エネ需要の取り込み、効率的な生産に力を入れる経営。住宅市況で振れる新築向けを、屋根の葺き替えなど更新需要で和らげ、省エネの追い風を取り込みながら、主要建材の高いシェアを生かして着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
住宅の建設・改修の活発さと、屋根の葺き替え需要、原材料費の動向に依存する。新築や改修が活発で建材の需要が強いか、屋根材の葺き替え需要を取り込めるか、省エネ基準の強化が断熱材の追い風になるか、そして原材料やエネルギーの価格を価格に転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $13B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.9B(30%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
- 現金・現金同等物$345M
- 他の流動資産$3B
- 固定資産$9.6B
- 流動負債$2.7B
- 長期借入金$4.7B
- 短期借入金$36M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $10.1B
- 売上成長率
- 2.6%
- 粗利率
- 28.1%
- 営業利益率
- 3.6%
- 純利益率
- −5.2%
- ROE
- −13.5%
- ROIC
- 3.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.8B
- フリーCF
- $962M
- 営業CFマージン
- 17.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $232M
- 配当性向
- —
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