配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
特定のソフト会社に偏らず、あらゆるクラウドサービスへの入り口を中立の立場で一元管理できる点が強み。一度業務に組み込まれると切り替えにくく、利用が広がるほど収入が伸びる。セキュリティへの関心が高まる流れを、認証という入り口で取り込める立ち位置にいる。
企業の社員や、サービスの利用者が、安全にログインして必要なシステムだけを使えるよう管理する認証基盤の利用料が収益の柱。月額や年額の継続課金が中心だ。多くのクラウドサービスへの入り口を一元管理する仕組みを提供し、利用人数が増えるほど収入が伸びる構造になっている。
景気後退で企業のIT・セキュリティ投資が絞られると、利用人数が減って課金が鈍る。大手のソフト会社が認証機能を自社製品に同梱して安く提供すると、価格や乗り換えの圧力を受ける。自社で大きな情報漏れが起きると、信頼を損なうリスクも抱える。
配当を出さず、利益を製品開発と、認証・セキュリティ分野への投資に振り向ける成長志向の経営。中立の認証基盤という強みを生かし、既存顧客への売り広げと新機能で継続収入を増やしつつ、採算改善も進めて稼ぐ力を育てる方針が特徴になっている。
企業のクラウド利用と、セキュリティ投資の活発さに依存する。在宅勤務やクラウドの広がりで認証の需要が伸びるか、既存顧客に機能を売り広げられるか、そして大手のソフト会社との競争の中で支持を保てるかが、成長の前提になる。
資産 $9.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7B(72%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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