安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
燐光という有機ELの省電力の核心を、特許と材料供給の両輪で押さえた二重の独占が最大の強み。研究開発に特化し工場を持たない構造は、利益率の高さと身軽さを生む。積年の課題だった青色燐光の実用化が見えれば、画面一枚あたりの取り分がさらに増える立ち位置にいる。
有機ELパネルの発光層に使う燐光材料の販売と、技術特許の使用料が収益の柱。電気を光に変える効率を四倍に高める燐光技術をほぼ独占し、世界のパネルメーカーが材料と特許の両方で同社に支払う。パネルの生産量が増えるほど材料が売れ、自社で工場を持たない研究開発型の構造で稼ぐ。
スマホとテレビの販売不振は、パネル減産を通じて材料の出荷を直撃する。顧客は少数のパネル大手に集中し、契約条件の変化が大きく響く。特許の期限切れや無効化、競合材料の台頭は独占の根拠を崩す。次世代の表示技術が有機ELを飛び越えれば、土台ごと揺らぐ。
増配を続けながら、利益を次世代材料の研究開発に再投資する経営。無借金の財務で景気の波を耐え、パネルメーカーとの長期契約で収益の予見性を保つ。青色燐光の商用化を最大の経営課題に据える方針が特徴になっている。
有機ELの採用拡大と、特許網の維持、次世代材料の開発に依存する。テレビやパソコン、タブレットへ有機ELの採用が広がるか、中核特許の期限後も新材料で優位を保てるか、青色の燐光材料という長年の課題を商用化できるか、そしてパネルメーカーとの長期契約が更新されるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.8B(90%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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