
OPCH
Option Care Health全米を面で覆う薬局と看護の網という、在宅輸液で唯一の全国基盤が最大の強み。病院と保険の双方から、退院を早め費用を下げる受け皿として頼られる。高齢化と病院の混雑という構造の追い風を、最も広い網で受け止める専業の立ち位置にいる。
抗生剤や栄養、免疫の薬などを自宅で点滴できるよう、薬の調製と配送、看護師の訪問までを一括で提供する在宅輸液の収入が収益の柱。全米に薬局と看護網を持ち、病院からの退院患者と慢性疾患の長期治療を受け入れる。入院より大幅に安い費用が保険側の支持を生む。処方の件数と継続で稼ぐ構造になっている。
償還単価の引き下げは薄い利幅を直撃する。主力薬の供給混乱や代替品の登場は、過去にも業績の見通しを揺らした。看護師の人件費高騰は訪問の採算を削る。保険会社の系列薬局が市場を囲い込めば、独立系の最大手でも販路が細る。
配当を出さず、現金を自社株買いと拠点網の拡充、調製設備への投資に振り向ける経営。利幅の厚い急性期の処方と希少疾患の薬を増やし、構成を改善する。看護人材への投資で受け入れ能力を広げる方針が特徴になっている。
在宅への移行の流れと、保険の償還、薬の供給に依存する。入院から在宅への治療の移行が続くか、公的保険と民間保険の償還単価が保たれるか、主力の調製薬の供給と価格が安定するか、そして看護師と薬剤師の確保が処方の受け入れを支えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(38%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$233M
- 他の流動資産$1B
- 固定資産$2.2B
- 流動負債$829M
- 長期借入金$1.2B
- 短期借入金$7M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5.6B
- 売上成長率
- 13.0%
- 粗利率
- 19.3%
- 営業利益率
- 6.0%
- 純利益率
- 3.7%
- ROE
- 15.7%
- ROIC
- 10.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $258M
- フリーCF
- $217M
- 営業CFマージン
- 4.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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