
OSIS
OSI Systems手荷物から車両まで検査装置の品揃えを一社で揃え、装置の販売から運用の受託まで請け負える総合力が最大の強み。国境の密輸対策や港の安全という政府の恒常的な関心が需要の底になる。安全への投資は不景気でも削られにくい、政府需要の専門店の立ち位置にいる。
空港の手荷物や貨物を透視する検査装置と、国境や港で車両ごと調べる大型の透視システムの製造販売が収益の柱。販売後の保守と検査業務の受託が長期の収入になる。これに、病院の患者監視装置と、装置に組み込む光学部品の受託製造が加わる。政府と空港の安全投資の波に乗って稼ぐ構造になっている。
政府案件は発注の時期が読みにくく、大型案件の期ずれが業績を振らす。予算の停滞や政権交代は計画ごと凍らせる。過去には会計や海外取引を巡る空売り筋の批判で株価が揺れた経歴もある。検査機器は競合との入札勝負で、価格圧力が常にかかる。
配当を出さず、資金を装置の開発と受託サービスの拡大に振り向ける経営。装置の売り切りに保守と運用の長期契約を重ね、収益の質を高める。医療と光学の部門で政府需要の波を和らげる方針が特徴になっている。
政府の安全保障予算と、空港の更新需要、大型案件の獲得に依存する。国境警備と密輸対策の予算が大型の透視装置の発注を生み続けるか、空港の検査機の更新が世界で進むか、保守と運用受託の積み上げが続くか、そして受注の谷を埋める案件の管路が保たれるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $833M(33%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$360M
- 他の流動資産$1.3B
- 固定資産$891M
- 流動負債$511M
- 長期借入金$999M
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.8B
- 売上成長率
- 4.3%
- 粗利率
- 33.2%
- 営業利益率
- 12.3%
- 純利益率
- 8.7%
- ROE
- 18.6%
- ROIC
- 9.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $276M
- フリーCF
- $245M
- 営業CFマージン
- 15.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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