Otter Tail は、北部平原の電力会社と、樹脂パイプなどの製造業を一つ屋根に持つ珍しい会社だ。
最大の強みは、規制の安定収益と製造業の高収益という、公益株では異例の組み合わせにある。製造の好況期には業界平均を大きく超える利益率を叩き出し、電力の投資資金を内部で賄える。八十年以上の配当の歴史も持つ。一方で樹脂パイプの市況は住宅と建設に連動し、供給過剰になれば利益が急減する。電力側は金利上昇と規制の遅れが投資回収を鈍らせ、複合の構造ゆえ市場の評価も割れやすい。OTTR を読むときは、樹脂パイプの市況と電力の投資計画、料金認可を軸に見るとよい。

