
OUST
Ouster距離を測るセンサーの中核を半導体に集約し、量産しやすく安くする設計に強い点が最大の強み。手作りに近い高価な方式の競合に対し、価格と信頼性で挑む。自動運転だけに頼らず、ロボットや産業、街の安全管理まで幅広い用途を開拓する、立体把握センサーの専業の立ち位置にいる。
レーザーの光を周囲に飛ばし、跳ね返る時間から距離を測って、物体の形や位置を立体的に捉えるセンサーを作って売るのが収益の柱。自動運転の車や、工場や倉庫のロボット、街の安全管理など、機械が周囲を目で見る代わりの装置として使われる。半導体を組み込んで量産しやすくした設計を持つ。センサーの販売量と、付随するソフトで稼ぐ構造になっている。
このセンサーは高価で、安価なカメラと人工知能の組み合わせに置き換えられる懸念が常にある。自動運転の本格普及が想定より遅れれば、見込んだ需要が届かない。量産の費用を下げきれなければ赤字が長引く。資金が続かなければ事業の継続に不安が出て、競合との価格競争も採算を削る。
配当を出さず、現金をセンサーの量産と費用の削減、ソフトの開発に充てる経営。赤字脱却を最優先に、自動運転以外の産業やロボットの用途を広げて需要の偏りを抑える。同業の買収で技術と顧客を取り込み、規模を高める方針が特徴になっている。
センサーの採用と、量産の費用、赤字脱却に依存する。自動運転やロボット、産業の現場でこのセンサーの採用が広がるか、半導体を使った設計で量産の費用を下げられるか、赤字を抜けて事業を続ける資金を保てるか、そして競合や安価なカメラ方式に押されないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $350M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $262M(75%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$67M
- 他の流動資産$211M
- 固定資産$71M
- 流動負債$71M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $169M
- 売上成長率
- 52.5%
- 粗利率
- 49.3%
- 営業利益率
- −43.7%
- 純利益率
- −35.6%
- ROE
- −23.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$40M
- フリーCF
- −$65M
- 営業CFマージン
- −23.6%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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