PAYC
Paycom Software給与から採用まで人事業務を一つにまとめ、従業員自身が操作する仕組みで人事の手間を大きく減らす点が強み。いったん人事業務に組み込まれると切り替えが難しく、継続利用料が積み上がる。中堅企業に的を絞り、使いやすさと一元化で支持を集めてきた。高い利益率を保つ、人事ソフトの有力企業の立ち位置にいる。
企業の給与計算や勤怠管理、採用、福利厚生など、人事に関わる業務を一つのソフトにまとめて提供する継続利用料が収益の柱。従業員のデータを一元管理し、人事の手作業を自動化する。利用する従業員数や機能に応じて課金される。中堅企業を主な顧客に、人事業務に深く組み込まれるソフトで、継続課金を積み上げて稼ぐ構造になっている。
景気後退で企業の雇用が減ると、従業員数に連動する課金が鈍る。人事ソフトの分野は競合が多く、大手や新興のソフトとの競争が激しい。導入には手間がかかり、顧客の解約や、給与計算という間違いの許されない業務でのトラブルも、収益や信頼の重しになりうる。雇用と競争に業績が左右される面を持つ。
配当を出しつつ、ソフトの機能強化と、新規顧客の獲得、自動化の高度化に力を入れる経営。人事業務に深く組み込まれる強みを生かし、中堅企業を中心に顧客を増やしながら、従業員数の増加とともに課金を伸ばし、継続利用料を積み上げて高い利益率で稼ぐ方針が特徴になっている。
企業の人事ソフトへの投資と、継続利用、雇用の状況に依存する。企業が人事の効率化にソフトを導入し続けるか、導入企業が解約せず使い続けるか、従業員数の増加とともに課金が伸びるか、そして競合と差をつける使いやすさを保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.7B(23%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$370M
- 他の流動資産$5.5B
- 固定資産$1.8B
- 流動負債$5.4B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.1B
- 売上成長率
- 8.9%
- 粗利率
- 83.2%
- 営業利益率
- 27.6%
- 純利益率
- 22.1%
- ROE
- 26.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $679M
- フリーCF
- $408M
- 営業CFマージン
- 33.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $85M
- 配当性向
- 18.7%
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