
PCYO
Pure Cycle水を持つ側と土地を開発する側は普通は別会社で、両者が組んで宅地を作る。この会社は水利権を先に押さえてから土地を買い、その順番のおかげで自分の土地の値を自分で上げられる。
稼ぎ口が三つある。水道と下水の使用料および接続料、造成した宅地を住宅会社へ売る代金、そして自社で建てた賃貸住宅の家賃だ。
住宅市況が冷えると宅地の売却が止まり、その年の売上が急に細る。水道の収入は安定しているが伸びが緩く、土地の落ち込みを埋めきれない。
株主への分配より、水利権と土地に資金を寝かせることを選ぶ。賃貸住宅はいまのところ14戸で、フェーズ2に91区画を確保して数十戸の単位で増やす計画にとどめている。
デンバー周辺にどれだけ人が流れ込むかで、宅地の売れ行きも水道の契約数も決まる。土地の売却は住宅会社の仕入れ判断次第で、年ごとの入りが大きく上下する。
この会社をどう読むか
ピュア・サイクルの資産は、まず水だ。デンバーの東16マイルに広がるスカイランチという土地を持ち、そこへ自社の水道と下水を引くことで、はじめて宅地として売れる状態になる。水道会社と土地会社を一社で兼ねている理由がここにある。
スカイランチは最大3,200戸の住宅と200万平方フィート超の商業用地を見込む区画で、これまでに1,529区画を売ったか造成中だ。近年は造成地に自ら家を建てて貸す事業も始めたが、いまのところ14戸にとどまる。フェーズ2に91区画を確保し、数年かけて数十戸ずつ積む構えでいる。
バランスシート (要約)
資産 $162M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $143M(88%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$22M
- 他の流動資産$10M
- 固定資産$131M
- 流動負債$12M
- 長期借入金$6M
- 短期借入金$411K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $26M
- 売上成長率
- −9.3%
- 粗利率
- 61.4%
- 営業利益率
- 29.4%
- 純利益率
- 50.3%
- ROE
- 9.2%
- ROIC
- 4.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $13M
- フリーCF
- $12M
- 営業CFマージン
- 50.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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