
PIPR
Piper Sandler中堅の企業という、大手の総合投資銀行が手薄になりがちな層に的を絞り、医療や金融などの業種ごとに強い専門の銀行家を抱える点が最大の強み。巨額の自己資金で取引せず、助言と調達に徹する身軽さも持つ。大手とは異なる中堅向けの専門性で案件を獲得する、独立系の投資銀行の立ち位置にいる。
中堅の企業を主な相手に、合併や買収の助言、株式や債券の発行による資金調達の支援、企業の調査などを手がけるのが事業の柱。特定の業種に強い専門の銀行家を抱え、医療や金融、公共などの分野で案件を獲得する。大手の総合投資銀行とは異なり、巨額の自己資金で取引する事業は小さく、助言と調達の手数料が収益の中心になる。手がけた取引の規模に応じた報酬で稼ぐ構造になっている。
合併や買収、資金調達は景気と金利に敏感で、市場が冷えると案件が一気に細る波の大きさが弱点になる。報酬の源である専門の銀行家が引き抜かれれば、稼ぐ力を失う。大手の総合投資銀行や、同業の独立系との人材と案件の争いも激しい。特定の業種に強みが偏るため、その分野の不振が業績に響くこともある。
配当を出しながら、報酬の源である専門の銀行家の確保と引き止めを重んじる経営。市況の波に備え、合併の助言や資金調達、調査など収益の道を分散する。特定の業種に強い専門性を強みに中堅向けの案件を積み上げ、波の大きい投資銀行の事業を着実に回す方針が特徴になっている。
合併や買収の活発さと、資金調達の市況、専門の人材に依存する。企業の合併や買収が活発で助言の依頼が生まれるか、株式や債券の発行の市況が良く調達の支援が増えるか、特定の業種に強い専門の銀行家を確保し引き止められるか、そして大手や同業との案件の争いに耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.4B(53%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$809M
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.9B
- 売上成長率
- 24.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 14.8%
- ROE
- 20.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $587M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 30.8%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $114M
- 配当性向
- 40.6%
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