配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
半導体やパネルの回路を写す原版という、生産に欠かせないが地味な部材に絞り込んだ専門性と、世界有数の規模が最大の強み。設計が変わるたびに必要とされ、半導体メーカーの量産の前提を握る。少数の専業しか担えない技術の壁を持ち、半導体生産の裏方として食い込む立ち位置にいる。
半導体や液晶パネルを作る工程で、微細な回路の模様をウエハーやガラスに焼き付けるための原版を作って売るのが収益の柱。設計図どおりの回路を量産するために欠かせない、いわば印刷の版にあたる部材になる。半導体メーカーやパネルメーカーが、新しい設計のたびに発注する。世界各地に工場を持ち、原版の製造で稼ぐ構造になっている。
半導体やパネルの生産が冷えると、原版の需要が細る。新しい設計の数が減れば、発注も鈍る。原版は少数の専業と、半導体メーカーの自前の製造との競争にさらされ、価格を圧迫されることがある。最先端の微細化への対応に遅れれば、高度な原版の需要を取りこぼす。為替の変動も世界展開ゆえ業績を揺らす。
配当を出さず、現金を最先端の原版を作る設備への投資に充てる経営。微細化に対応した高度な原版の製造能力を高めることを重んじる。世界各地の工場で現地の半導体とパネルの生産に対応し、専業の強みを磨く方針が特徴になっている。
半導体とパネルの生産と、新しい設計の数、微細化の進展に依存する。半導体やパネルの生産が活発で原版の需要が続くか、新しい設計が次々と生まれて発注を生むか、回路の微細化で高度な原版の需要が高まるか、そして少数の競合との競争で価格を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(65%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…