POST
Post Holdings成熟した食品ブランドを割安に買い、現金製造機として運営する買収の規律が最大の強み。派手な成長を追わず、シリアルのような縮小市場でもシェアとコスト管理で稼ぐ。事業の切り出しや分離上場も使い分け、資本の出し入れで価値を作る。食品業界の買収巧者という独自の立ち位置にいる。
朝食シリアルや、業務用の卵・ポテト製品、ペットフード、プロテイン飲料といった食品の販売が収益の柱。成長は緩やかでも現金を生む成熟ブランドを買収で取り込み、束ねて運営する。スーパー向けと外食向けの両方に供給する。各事業が生む現金を、次の買収や自社株買いに回しながら稼ぐ構造になっている。
鳥インフルエンザの流行は卵の供給を直撃し、原材料費の急騰は採算を圧迫する。シリアルなど主力カテゴリの需要は緩やかに縮んでおり、買収が止まると成長も止まる。買収のための借入が常に重く、金利の上昇は負担を増す。割安な小売店の自社ブランドへの客の流出も、収益の重しになりうる。
配当を出さず、各事業の現金を買収と自社株買いに回す資本配分重視の経営。成熟ブランドの安定した現金収入を土台に、割安な食品事業の買収を繰り返し、借入と資本の出し入れを巧みに使って、一株あたりの価値を積み上げる方針が特徴になっている。
食品の安定した需要と、原材料費、買収の成否に依存する。シリアルや卵製品の需要を保てるか、穀物や卵などの原材料費を価格に転嫁できるか、割安な食品事業を見つけて買収できるか、そして買収のための借入を管理できるかが、業績を左右する大きな前提になる。買収の巧拙が成長を左右する。
バランスシート (要約)
資産 $13.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.8B(28%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$177M
- 他の流動資産$1.8B
- 固定資産$11.5B
- 流動負債$1.2B
- 長期借入金$7.4B
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8.2B
- 売上成長率
- 3.0%
- 粗利率
- 28.7%
- 営業利益率
- 9.8%
- 純利益率
- 4.1%
- ROE
- 8.9%
- ROIC
- 5.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $998M
- フリーCF
- $488M
- 営業CFマージン
- 12.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
POST の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…