Praxis Precision Medicines は、てんかんや震えなど、脳の神経の興奮が関わる病気の薬を開発するバイオ製薬だ。
特徴は、神経の興奮を司るイオンの通り道に的を絞り、遺伝子の知見から薬を設計する専門性にある。一つの薬に賭けるのではなく、てんかんから震えまで複数の候補を並行して進め、どれかが当たれば大きい構えを取る。一方で主要な臨床試験が失敗すると企業の価値が大きく崩れる。神経の病気の試験は効果の測定が難しく、失敗の歴史も多い分野だ。赤字が続く段階ゆえ、増資による希薄化や競合の先行も重しになる。PRAX を読むときは、臨床試験の結果と資金繰りを軸に見るとよい。

