
PRCT
PROCEPT BioRobotics高圧の水で組織を削るという独自の方式で、画像を見ながら自動で正確に削り、出血や性機能への影響を抑えられるとされる点が最大の強み。本体を据え付けて手術ごとに使い捨ての部材を売る、安定した継続収入を生む仕組みを持つ。前立腺肥大の手術に的を絞った成長期の手術ロボットの立ち位置にいる。
加齢で前立腺が肥大する病気に対し、高圧の水を噴き出して余分な組織を正確に削り取る手術ロボットを開発・販売するのが事業の柱。病院に本体の装置を据え付け、手術ごとに使う使い捨ての部材を継続して売る、本体と消耗品の二段構えで稼ぐ。画像で位置を確認しながら自動で削るため、出血や合併症が少ないとされる。装置の設置台数と手術の件数が増えるほど消耗品の収入が積み上がる構造になっている。
装置が高額なため、病院の予算が絞られると設置の伸びが鈍る。前立腺肥大には薬や従来の手術、別の機器など競合する治療が多く、その普及が需要を奪う。保険の支払いが不十分だと病院が導入をためらう。成長を優先して赤字が続く間は、増資で持ち分が薄まる。一つの病気に集中するため、その市場の変化に弱い面もある。
配当を出さず、現金を装置の販売を広げる営業と、次の機種や適応の拡大の開発に大きく投じる成長投資型の経営。目先の黒字より、装置の設置台数と手術件数の積み上げを優先する。使い捨て部材という継続収入の土台を広げることに資源を集中する方針が特徴になっている。
装置の設置と、手術件数、保険の支払いに依存する。病院が高額な手術ロボットの導入を進めて設置台数が増えるか、設置先での手術件数が伸びて使い捨て部材の収入が積み上がるか、この手術に十分な保険の支払いが付くか、そして黒字化までの赤字を資金で支えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $508M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $366M(72%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約5年分
- 現金・現金同等物$287M
- 他の流動資産$164M
- 固定資産$58M
- 流動負債$66M
- 長期借入金$52M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $308M
- 売上成長率
- 37.2%
- 粗利率
- 63.7%
- 営業利益率
- −33.7%
- 純利益率
- −31.0%
- ROE
- −26.1%
- ROIC
- −19.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$49M
- フリーCF
- −$58M
- 営業CFマージン
- −15.9%
- 現金ランウェイ
- 約5年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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