PRG
PROG Holdingsクレジットカードを持てない、あるいは使い切った信用の弱い層という、大手の金融が取りこぼす市場に的を絞る点が最大の特徴。提携する小売の店頭で申し込める手軽さと、長年積んだその層の与信の知見を持つ。所有権を保ちながら分割で売る独自の仕組みで稼ぐ、信用の弱い層向けの分割購入の専門の立ち位置にいる。
クレジットカードの審査に通りにくい消費者が、家具や家電、タイヤなどを店頭やネットで分割払いで手に入れられる仕組みを提供するのが事業の柱。商品の代金をいったん肩代わりして購入者に貸す形で、所有権を保ちつつ支払いが終われば引き渡す。提携する小売店の店頭で申し込める。これに加え、少額の融資の事業も持つ。立て替えに上乗せした手数料や金利で稼ぐ構造になっている。
景気の悪化や物価の上昇で、信用の弱い顧客層の家計が苦しくなると、返済の遅れや貸し倒れが一気に増える最大の弱点を抱える。耐久財の販売そのものが景気に左右され、申し込みが細ることもある。資金を借りる金利の上昇は採算を圧迫する。後払いの新興のサービスや、同業との顧客の争いも激しい。
配当を出しながら、貸し倒れの管理を最優先に置く慎重な与信の運営。景気の局面に応じて審査の基準を締めたり緩めたりして、損失を見込みの範囲に保つ。提携する小売店の網を広げて申し込みを増やしつつ、信用の弱い層への貸し出しという波の大きい事業を規律で回す方針が特徴になっている。
消費者の信用と、提携店の数、貸し倒れに依存する。信用の弱い層の支払い能力が景気に支えられて返済が滞らないか、家具店や家電店など提携する小売の数と取り扱いを増やせるか、貸し倒れの損失を見込みの範囲に抑えられるか、そして資金を調達する金利の上昇に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $746M(46%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$309M
- 長期借入金$595M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.4B
- 売上成長率
- 0.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 8.6%
- 純利益率
- 6.1%
- ROE
- 19.7%
- ROIC
- 12.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $335M
- フリーCF
- $325M
- 営業CFマージン
- 13.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $21M
- 配当性向
- 14.1%
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