配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
設計データを送れば数日で部品が届くという、群を抜いた素早さと、それを支える自動化された工場が最大の強み。複数の製造方式を一社で持ち、試作のあらゆる需要に応えられる。製品開発の初期という、速さが価格より重視される場面に的を絞った受託製造の立ち位置にいる。
企業の技術者が設計データを送ると、樹脂や金属の試作品、少量生産の部品を、専用の自動化された工場で数日のうちに作って届ける受託製造が収益の柱。金型を使った成形、切削、立体造形など複数の方式を持つ。製品開発の初期に、少数を素早く欲しいという需要に応える。注文をさばいた件数と、素早さに対する割増の料金で稼ぐ構造になっている。
景気後退で企業が新製品の開発を絞れば、試作の注文が細る。試作という性質上、量産に移ると顧客が安価な専門の量産先に切り替えてしまう。立体造形の技術が広がり、企業が自前で試作できるようになれば需要が削られる。安価な海外の受託先との価格競争も、素早さの優位を脅かす。
配当を出さず、現金を自動化の工場と複数の製造方式への投資に充てる経営。素早さという強みを磨きつつ、試作から少量生産への橋渡しで取引を広げる。他社の部品も取り次ぐ仕組みを加えて、扱える注文の幅を広げる方針が特徴になっている。
製品開発の活発さと、素早さの優位、量産への橋渡しに依存する。企業の新製品の開発が活発で試作の需要が続くか、注文から納品までの素早さで競合と差をつけられるか、試作から少量生産への橋渡しで取引を広げられるか、そして安価な海外の受託先や立体造形の新興に押されないかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $763M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $674M(88%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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