
PSN
Parsons機密性の高い安全保障の仕事と、道路や上下水道という公共インフラの仕事を同じ会社の中に持つ組み合わせが珍しい。ロサンゼルスやサンフランシスコ、ニューヨーク、パリの交通当局を顧客に持つ実績も、防衛専業とは違う顔を作っている。
連邦政府向けのFederal Solutionsでサイバーや電子戦、宇宙地上系、国境警備を請け負う。もう一方のCritical Infrastructureは道路や橋、上下水道の計画と設計を担い、2025年度の売上は51対49でほぼ二等分だった。
連邦予算の成立が遅れると、Federal Solutions側の案件着手も後ろ倒しになる。インフラ側は自治体の財政事情に振られやすく、専門技術者の採用競争が激しくなれば人件費が採算を圧迫する。
サイバーや宇宙、都市開発など6つの成長分野を自ら定義し、そこに合う企業を買収で取り込みながら事業構成を組み替えてきた。プログラムマネジメント世界1位という評価を、新分野への足がかりに使う動き方をする。
連邦政府の国防・情報予算の成立時期と、自治体や国のインフラ投資の予算執行に左右される。Engineering News Recordで世界1位のプログラムマネジメント会社と評価される実績が、大型案件の受注を支えている。
この会社をどう読むか
Parsonsは軍事衛星やサイバー防衛を手がける会社だと思うと、ロサンゼルスやパリの交通当局から橋や道路の設計を請け負う会社でもあることに面食らう。この二つの顔は別会社ではなく、同じ社内の2部門にすぎない。
2025年度の売上はFederal Solutionsが51%、Critical Infrastructureが49%とほぼ二等分している。安全保障分野の需要が細れば公共インフラの案件が支え、逆もまた成り立つ組み合わせだ。サイバーや宇宙など6つの分野を自ら定義し、買収でそこに寄せていく動き方を続けている。
バランスシート (要約)
資産 $5.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.6B(46%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$466M
- 他の流動資産$2.2B
- 固定資産$3.1B
- 流動負債$1.5B
- 長期借入金$1.2B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6.4B
- 売上成長率
- −5.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 6.6%
- 純利益率
- 3.8%
- ROE
- 9.1%
- ROIC
- 8.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $478M
- フリーCF
- $410M
- 営業CFマージン
- 7.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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