まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
掘削と仕上げという開発の二大工程を一社で握る、陸上油田での品揃えの広さが最大の強み。自動化を進めた最新鋭リグの船団は効率を求める大手顧客に好まれ、市況の谷でも稼働を確保しやすい。規模と一貫提供で生き残りを図る、統合再編の主役の立ち位置にいる。
陸上油田で原油や天然ガスの井戸を掘る掘削リグの貸し出しと、掘った井戸に高圧で水と砂を送り仕上げる作業の請負が収益の二本柱。大型合併で両事業を一社に束ね、掘削から仕上げまでを一括で請けられる体制を作った。リグの稼働日数と作業の件数に単価を掛けた積み上げで稼ぐ構造になっている。
油価の急落で顧客が掘削を止めると、リグも仕上げ作業も同時に止まる二重の打撃を受ける。機材の消耗と陳腐化は不況下でも投資を強い、現金を吸い続ける。同業との価格競争は谷で熾烈になり、単価の回復は最後にやって来る。シェール開発の成熟そのものが、長期の需要の天井になる。
配当と自社株買いで株主に還元しつつ、投資は機材の更新と自動化に絞る規律の経営。市況の波を前提に借入を抑え、好況の現金を抱え込まず返す。統合による費用削減を刈り取り、規模の利点を利益率に変える方針が特徴になっている。
掘削リグの稼働数と、仕上げ作業の単価、統合効果に依存する。油価と天然ガス価格が顧客の掘削予算を支えるか、最新鋭リグの稼働率と日額を保てるか、仕上げ作業の値崩れを避けられるか、そして合併で約束した費用削減と機材の入れ替えを完遂できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $5.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.2B(58%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
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