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Power REIT変動のほとんどない鉄道用地の地代と、空室だらけの大麻向け温室が、一つの帳簿に同居している。安定と不良資産の落差の大きさが、この会社を読みにくくしている。
112マイルの線路用地をノーフォーク・サザン鉄道に貸し、動きの小さい地代を受け取る。ここに、82MWの太陽光発電所へ貸す447エーカーの用地と、温室施設の賃料が乗る。
温室の多くは借り手が抜けたか賃料が止まった状態で、評価額の切り下げが積み上がっている。2025年4月には、担保に取られていた温室向け融資を、ミシガンとネブラスカの物件を貸し手へ渡すことで決着させた。固定資産税の滞納も抱えている。
鉄道の地代という土台には触らず、温室の処分と資金繰りに手を入れている。会社自身、不動産以外への転換も選択肢に入れると表明しており、いまの姿が続く前提では読めない。
鉄道の地代は動かないが、それだけでは規模が伸びない。増える分は太陽光と温室の側にあり、温室の借り手が賃料を払い続けられるかが、収入の戻り方を決める。
この会社をどう読むか
Power REIT という名前からは発電の会社を思うが、収入の土台は鉄道用地の地代で、決算の中身は温室の後始末に埋まっている。
線路用地に続いて太陽光用地に投資し、さらに大麻栽培向けの温室にまで広げた。ところが温室は借り手の退去と賃料の未払いが相次ぎ、担保にしていた融資も焦げ付いて、2025年に物件を貸し手へ渡して決着した。鉄道の地代は揺らいでいないが、広げた先をどう畳むかがいまの重心になっている。
バランスシート (要約)
資産 $27M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(19%)。
支払い余力は厚い。営業利益は支払利息の20倍、借金は本業の稼ぎの約0.5年分
- 現金・現金同等物$2M
- 長期借入金$19M
- 短期借入金$460K
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- −34.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −109.1%
- ROE
- −42.7%
- ROIC
- 130.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$68K
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −3.4%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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