まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
最適化という特定の問題に絞った独自の方式で、早くから商用の量子コンピューターを提供してきた先行者という点が特徴。汎用の量子計算より早く実用に近づきやすい分野に集中し、クラウドで手軽に試せる形を整えた。量子計算という次世代技術の一角を担い、実用化が進めば大きく伸びうる、実用化前の成長段階にある立ち位置にいる。
量子コンピューター(量子の性質を使って特殊な計算を高速に行う計算機)の提供が収益の柱だが、まだ本格的な収益は小さい。膨大な組み合わせの中から最適な答えを探す「最適化」と呼ばれる問題に特化した方式を取る。この計算能力をクラウド経由で企業に貸したり、専用機を売ったりする。実用化と顧客開拓の途上で、技術への期待に支えられた段階の構造になっている。
量子コンピューターの実用化が想定より遅れたり、期待した性能が出なかったりすると、成長の前提が崩れる。本格的な収益が出るまでは赤字が続き、開発資金を増資で賄えば株式の価値が薄まる。大手の量子計算への参入や、別の計算方式が優勢になること、過熱した期待の反動も、株価や収益のリスクになりうる。
配当を出さず、資金を量子コンピューターの開発と、顧客の開拓に集中する開発段階の経営。最適化に特化した独自の方式で実用に近づきやすい分野を狙い、クラウドで使える形を整えて顧客を増やしながら、技術を進展させて将来の収益につなげようとする、実用化前の方針が特徴になっている。
量子コンピューターの実用的な需要と、技術の進展、資金の確保に依存する。企業が業務の最適化に量子計算を使う需要が広がるか、競合の方式に対し優位を保てるか、実際に役立つ成果を示して顧客を増やせるか、そして実用化までの開発を支える資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $916M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $852M(93%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約8年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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