
米国有数の巨大市場である南カリフォルニアに特化し、土地が限られ新たな倉庫を建てにくい人気地域の希少性を生かせる点が最大の強み。供給が増えにくいため賃料を高く保ちやすい。古い物件を改修して価値を高める手法と、地域に密着した目利きで、この地域の倉庫不動産で確かな地位を築いた立ち位置にいる。
南カリフォルニアの物流・産業向けの倉庫を所有し、企業に貸し出す賃料が収益の柱。米国でも有数の巨大市場で、港や人口の集まる地域に近い、物流に好都合な立地に的を絞る。古い物件を買って改修し、価値を高めて貸す手法も取る。供給の限られた人気地域で、入居率と賃料を高めて稼ぐ構造になっている。
景気後退で物流や産業の活動が鈍ると、この地域でも倉庫需要が冷える。一つの地域に集中しているため、その地域の景気や供給の変化の影響をまともに受ける。金利の上昇は、不動産投資信託の借入負担を重くし、物件取得の採算と株価の重しにもなる。物件取得の競争による価格の上昇も、収益の重しになりうる。
不動産投資信託として利益の多くを配当で還元しつつ、南カリフォルニアでの物件取得・改修と、賃料の引き上げに力を入れる経営。供給の限られた人気地域に集中する戦略を生かし、物件を改修して価値を高めながら、賃料を市場に追いつかせて安定した賃料収入を伸ばす方針が特徴になっている。
南カリフォルニアの倉庫需要と、賃料、物件の取得に依存する。この地域の物流・産業の需要が強く倉庫が不足しているか、入居率を高く保てるか、契約更新で賃料を市場に追いつかせられるか、そして物件を取得・改修して規模を広げられるかが、業績を左右する大きな前提になる。地域の需給が収益を左右する。
バランスシート (要約)
資産 $12.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8.5B(67%)。
自己資本と借入のバランスは同業の平均より良い
- 現金・現金同等物$166M
- 長期借入金$3.3B
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1B
- 売上成長率
- 7.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 21.1%
- ROE
- 2.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $542M
- フリーCF
- $209M
- 営業CFマージン
- 54.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $397M
- 配当性向
- 187.5%
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