
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
超伝導方式という主流の技術路線で、チップの設計から製造まで自前で手がける垂直統合が特徴。自社の製造設備を持つことで、開発のサイクルを速く回せる。クラウドでの提供や政府研究契約という足場を持ち、量子計算という次世代技術の一角に早くから取り組んできた、実用化前の開発企業の立ち位置にいる。
超伝導回路を使った量子コンピューター(量子の性質で特殊な計算を行う計算機)の開発が中心で、本格的な収益はまだ小さい。計算能力をクラウド経由で研究機関や企業に貸したり、政府の研究契約を受けたりして収入を得る。チップの設計から製造まで自前で手がける。実用化と性能向上の途上にあり、技術への期待に支えられた段階の構造になっている。
実用化が想定より遅れたり、競合方式が優勢になったりすると、期待が剥げて株価が大きく崩れる。本格的な収益が出るまでは赤字が続き、開発資金を増資で賄えば株式の価値が薄まる。大手IT企業も量子計算を競っており、資金力の差は大きい。期待先行で値動きが極端に荒い点にも注意がいる。
配当を出さず、調達した資金を量子チップの開発と性能向上に集中する開発段階の経営。超伝導方式の垂直統合という体制で開発を速く回し、性能の節目を一つずつ達成して期待をつなぎながら、実用化にこぎ着けて将来の収益につなげようとする方針が特徴になっている。
量子コンピューターの技術進展と、性能の向上、資金の確保に依存する。計算の誤りを抑えて実用に近づけられるか、性能の節目を予定どおり達成できるか、政府や研究機関の契約を獲得できるか、そして実用化までの長い開発を支える資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $667M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $546M(82%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…