まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
深海・超深海という、技術と設備の参入障壁が最も高い領域に特化した点が強み。高性能の掘削船は数が限られ、深海開発が活発な局面では日当料金が大きく上がる。受注残を厚く積み、市況の回復を最も大きく享受できる立ち位置にいる。ただし重い借入ゆえ、市況次第で評価が大きく振れる高リスク・高感応度の銘柄でもある。
深海や超深海に対応する高性能の掘削船を保有し、石油会社に貸して掘削作業を請け負う料金が収益の柱。技術的に難しい深海の掘削に特化し、契約期間に応じた日当のような料金を得る。浅い海の装置は持たず、最も単価の高い深海の市場に絞る。海洋掘削の最深部を担って稼ぐ構造になっている。
原油価格が下落すると、深海開発は真っ先に絞られ、掘削船の稼働と料金が落ちる。最大の弱みは業界の不況期を借入で耐えてきた財務の重さで、市況の回復が遅れると利払いが経営を圧迫する。掘削船の維持費は重く、稼働しない船は損失を生む。脱炭素の長期の逆風も重しになりうる。
配当を出さず、収益を借入の返済と、掘削船の稼働確保、受注残の積み上げに振り向ける経営。深海特化の高性能船で高い日当料金を狙い、長期契約で稼働を固めながら、不況期に膨らんだ借入を市況の回復で返済し、財務を立て直す方針が特徴になっている。
原油価格と、深海油田の開発需要、掘削船の稼働率と料金、借入の管理に依存する。原油価格が高く石油会社が深海開発に投資するか、掘削船の稼働と日当料金を高く保てるか、長期契約を確保できるか、そして重い借入の利払いと返済を賄えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $15.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8.1B(52%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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