自然災害という最も読みにくいリスクを、高度なモデルで評価して引き受ける専門性が最大の強み。災害が多発して料率が上がる「ハードマーケット」で積極的に引き受けて大きく稼げる。リスクの目利きと、巨大災害に耐える資本を持ち、災害再保険で先行する立ち位置にいる。
保険会社が抱える自然災害(ハリケーン、地震、洪水など)のリスクを引き受ける再保険が収益の柱。保険料を集めて支払いを抑えた差で稼ぎ、加えて預かった保険料を運用して得る利益も大きい。災害リスクを高度なモデルで評価し、採算の取れる範囲で引き受けることで稼ぐ構造になっている。
大型のハリケーンや地震が想定を超えて発生すると、保険金の支払いが膨らみ大きな損失が出る。自然災害の再保険は、こうした巨大災害の年に集中的に痛手を受ける。料率が下がる局面では引き受けの採算が悪化し、運用環境の悪化も、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、料率の良い局面で積極的に引き受け、悪い局面では抑える規律を徹底する経営。自然災害リスクを精緻に評価し、料率が上がるハードマーケットを捉えて引き受けを増やし、運用益と合わせて稼ぐ力を高める方針が特徴になっている。
再保険の料率と、自然災害による保険金支払いの規模、運用環境に依存する。災害が相次いだ後は料率が上がり採算が改善する。リスクを正確に見積もって引き受けられるか、巨大災害の支払いを耐えられる資本を保てるか、そして運用環境が、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $53.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $11.6B(22%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$1.7B
- 長期借入金$2.3B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $12.8B
- 売上成長率
- 9.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 20.9%
- ROE
- 23.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3.7B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 28.7%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $75M
- 配当性向
- 2.8%
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