まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
高い周波数の電波や、大きな電力を扱う場面で求められる、技術の難しい素材に絞り込んだ専門性が最大の強み。汎用の素材とは違い、性能が要る用途で選ばれ価格を保ちやすい。長い歴史で蓄えた素材の知見を、通信から電気自動車へと伸びる分野に振り向ける、特殊素材の老舗の立ち位置にいる。
高い周波数の電波をうまく扱うための基板の素材や、電気自動車や産業機械の中で電力を制御する部品向けの素材を作って売るのが収益の柱。さらに、衝撃や振動を吸収する特殊なゴム状の素材も手がける。携帯電話の基地局や電気自動車、産業機械を作る会社へ納める。技術の難しい素材に絞り込み、用途ごとの需要に応じて稼ぐ構造になっている。
用途が通信や電気自動車に偏るため、これらの投資が冷えると需要がまとまって細る。電気自動車の普及が想定より遅れれば、見込んだ素材の伸びが届かない。景気後退で産業機械の生産が止まれば打撃を受ける。原材料の値上がりや、安価な代替素材との競争も採算を押し下げる。
配当を出さず、現金を成長分野の素材への設備投資と研究開発に充てる経営。通信と電気自動車という伸びる用途に的を絞り、技術の難しさで価格を守る。景気に振られる事業の波を、用途の広げ方で和らげる方針が特徴になっている。
通信機器と、電気自動車の普及、産業機械の需要に依存する。高速通信の基地局向けの素材が売れ続けるか、電気自動車や充電設備の伸びで電力を扱う素材の需要が増えるか、衝撃を吸収する素材の用途が広がるか、そして景気の波で産業機械向けの注文がどう振れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(84%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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